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デザイナー フィン・ユールの自宅を訪ねて。 [デンマーク文化・人]

「フィン・ユール(Finn Juhl)」はデンマーク建築家/家具デザイナーで、アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーと共に、デンマークの近代家具デザインにおける代表的なデザイナーです。

先日、オードロップゴー美術館に行った際、隣接するフィン・ユールの自宅を訪れました。

1205-9.jpg雪に埋もれてました。

1941年~42年にかけて建てられたこの家は、フィン・ユールが1989年に亡くなるまで過ごした場所なんです。

この自宅は、フィン・ユールがまだ名を成す前の30歳の時に建てた作品です。庭に面したL字型構造で、高低差を設けて空間を分離したり、「建築家」としての工夫が至る所に見られます。そして、その空間の中にフィン・ユールが使ってた(彼がデザインした)家具が、当時の彼の生活を再現する形で置かれてます。フィン・ユールの作品を一度にこれだけの数見られることはまずないそう。贅沢な空間ってわけ。

入ると、まずビニールカバーを靴の上から履きました。「ごめんなさいね、天気が悪いから…」と係員。そりゃそうだ。こんなぐちゃぐちゃな靴で入ったらイカンよ。「いくらでも履きます!」って感じ。

中に入ると、雪が降る暗い日なのになんだか明るい。OH!窓が大きいからだね。開放感に溢れるあったかい空間でした。写真撮影禁止だったので、URLから拾ってきました~。

fj6.jpgfj5.jpgfj7.jpgfj4.jpg

随分ステキでしょ~。どの家具も温かみがあり、主張し過ぎないんだけど程良い存在感があり、もう、うっとり。ため息が出ちゃいました。憧れちゃう~。これだけ揃えるのは現実的に無理だが、一個くらいは欲しいなぁ…どれがいいかな~?と妄想が膨らみました。

彼が実際に使ってた書物や食器などもそのまま置かれてました。そういう小物が置かれてると「この空間にかつてフィン・ユールがいたのか」と思い、なんか、彼のおうちに遊びに来てて、その辺で彼が本を読んでるような、不思議な気分になりました。

fj1.jpgfj2.jpg

このかわいらしい色合いの棚もフィン・ユール作。これ結構好き~♪

fj3.jpg色のグラデーションがイイね!

それにしても、晴れてると自然光がめいっぱい射し込んで、明るいですね(URLから拾ってきた画像を見て思った)!晴れた夏とかにもう一回来てみたいかも。家の雰囲気もそうだし、家具たちも全然違う表情なんだろうなぁ…

 

ところで、フィン・ユールって何が有名なんだっけ…?と思われてるかと。

発表当初は酷評され、後に称賛を浴びることとなったPelican Chair (1940)。それまで、シンプルで素朴なデザインが主流のデンマークデザイン界において、強烈なインパクトを残した作品なんです。(フィン・ユールの最初期作品)

chair1.jpgペリカンの翼を連想させる背もたれ。

「世界で最も美しい肘掛をもつ椅子」として有名な、Easy Chair No. 45 (1945)。

chair2.jpg座面が浮いてるデザインが特徴。

発表された際、フレデリック国王が思わず腰掛けてしまったというエピソードをもつ、フィン・ユールの代表作。Chieftain Chair (1949)。

chair3.jpgデン人でも大きく感じる大きめな椅子。

そしてこれが、世界に12脚しかない、幻のArm Chair No. 44 (1944)

chair4.jpgこれぞ「曲線美」!

(フィン・ユール自宅内画像の4枚目の奥の角に、この椅子がちょこんといるのがわかりますか?)

なんとなく見覚えがある椅子たちではないかと思いますが、いかがでしょう?

 

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コメント 7

Holmen

僕が行ったときは改装中で入ることができませんでした。今は公開されてるんですね。
by Holmen (2010-12-12 17:05) 

ゆきこ。

オードロップゴー美術館には行ったけど、近くにフィン・ユールの自宅があるなんて知らなかった!行っとけば良かった~。住んでいるときは、当たり前のように周りにそういう物があったけど、離れてみると超貴重!いつかまた訪ねるぞー。
by ゆきこ。 (2010-12-12 22:24) 

dogwood

Holmenさん>
そうそう!しばらく工事中だったですよね~。
今は公開されてるけど、土日限定なんです。


ゆきこ。さん>
意外とひっそり建ってるし、看板とかないから、知らなかったら見落とすと思います。(あと、最近まで工事中だったし。)
そうなんですよね~。住んでると当たり前に感じるけど、実はとっても貴重なものが周りにあったりしますよね。私もそろそろなので、色々見て回ることにしました!


IsPhotoさん>
nice頂き、ありがとうございます!


atoriさん>
nice頂き、ありがとうございます♪
by dogwood (2010-12-13 01:39) 

kanahei

私も知らなかったわ〜。ついこの間もオードロップゴーにはいったんだけど。
ペリカンチェアはミュージアムカフェにいっぱいあってかわいいよね。
私、この人のやわらかい感じのデザイン好きだわ〜。
by kanahei (2010-12-13 06:54) 

tz

イメージしてる北欧のお家の色って感じです。
こういう配色大好きです!
温かみがあって、カラフルで、でもハデハデしくなくて。

昨日、ちょうど色彩学の勉強してたんですけど、
国によって、同じ赤をイメージしても、並べるとビミョーに違うそうです。
それは色って光があって初めて認識するもので、国の場所(緯度など)によって(太陽の)光が違うからだそうです。

北欧でだからこそ生まれた配色の妙なのでしょうね。
もちろん、日本の色彩も素敵なのがいっぱいありますけどね。

それにしても、ヤコブセンのデザインが好きですが、フィン・ユールもやっぱりステキだと再確認させていただきました!
雪景色もやっぱりステキ☆彡

by tz (2010-12-13 13:10) 

dogwood

kanaheiちゃん>
そうなんだよね~。結構ひっそりした佇まいだし、美術館のURLでも大々的にインフォームしてないし。見落とし率高いと思う。
いいよね~、彼のデザイン。ほしい…が手が出ません。


tzさん>
目の付けどころがナイスです!そうなんです。彼の家は、一部ベージュの壁、一部レモンイエロー、一部スカイブルーなんですよ。さりげない色合いでとってもステキでした。

色彩学の勉強をされてるんですね!勉強になりました。なるほど、同じ色をイメージしても並べると微妙に違うってのに納得しました。

ねー、私も、実物を見て、彼のデザインもステキだなと思いました。
by dogwood (2010-12-14 05:31) 

dogwood

とみっちさん>
nice頂き、ありがとうございます!
by dogwood (2010-12-17 00:47) 

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